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ホンダ【WR-V】の内装や室内・荷室容量は、どのようになっているのでしょうか。
WR-Vは、元々海外専用車として開発されたコンパクトサイズのSUVとなり、搭載する機能を最小限にする事でコストを抑えている点が特徴ですが、昨今の自動車としては例を見ない価格設定となっている事から、車両全体の質感が気になると言う方も多いのではないでしょうか。
また、WR-VはSUVと言うジャンルに属する車と言う事もあり、大人数での乗車や荷物の積載など幅広い用途で使用できる事から、どれくらいの荷物を乗せることができるのか、また昨今流行となっている車中泊での使用感はどうなっているのか、概要を知りたい方は少なくないはずです。
そこで今回は、WR-Vのインテリア部分における質感や荷室容量を含めた室内の広さ、車中泊のしやすさなどの紹介を中心に、ホンダ・WR-Vのインテリアや荷室部分等について 解説をしていきます。
ホンダ【WR-V】インテリアの質感と内装はこんな感じ
ホンダ・WR-Vは、2024年3月に日本での販売が開始され、元々はインドやブラジルなどの海外専売車であった事から、生産自体も全てインドで行われており、国産車でありながら輸入という形がとられている車です。
また、WR-Vは現在でもホンダのコンパクトSUVとして大ヒットを記録しているヴェゼルよりも、価格が抑えられた車両である点も大きな話題となりましたが、価格が抑えられている車と言うと、車両全般の質感はどのようになっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
確かに、ホンダをはじめとした国産車の中でもフィットやトヨタ・ヤリスに代表されるコンパクト車と言えば、搭載される機能は必要最低限に絞られ、内装の質感もコストカットの影響が分かりやすいデザインとなる事も珍しくありません。
特に、WR-Vは価格が209万円~となっており、現代の自動車としてはお手頃感が強い設定価格となるだけに、インテリア部分を中心とした質感はどのようになっているのか、購入を検討している場合は予め概要を把握しておきたいところです。
では実際に、WR-Vのインテリア部分における質感はどのようになっているのでしょうか。
まず、運転席周りの内装に目を向けていくと、WR-Vの場合は昨今のヴェゼルやステップワゴンなどと同じくダッシュボードの中央付近にエアコン類のスイッチが集約されており、助手席に向かって水平で直線的なレイアウトが採用される点は共通しています。
アームレストやシフトレバーなどが集約されたセンターコンソール部分は、WR-Vと上位車種に位置づけられるヴェゼルで共に同じレイアウトが採用され、ストレートタイプのフロア式シフトレバーとなる点も同じです。
ただし、ヴェゼルの場合は昨今の新型車で採用されるケースの多い電動式パーキングブレーキのスイッチがコンソール部分に配置されますが、WR-Vは従来型の車種と同じハンドブレーキタイプが採用されている事から、操作感は両モデルで異なります。
また、ドアトリム部分はヴェゼルがソフトパッドで装飾されドアハンドル部分もメッキで加飾されるのに対し、WR-Vは上級グレードのみプライムスムースと呼ばれる合皮で装飾が行われるものの、その他のドアハンドルやスイッチ類などの加飾は控え目となるため、質感自体は上位車種であるヴェゼルの方が勝ります。
とは言うものの、WR-Vはエアコンの吹き出し口やドアライニングなど内装の各所で、ダークシルバー塗装の装飾品が取り付けられており、グローブボックス周辺にはピアノブラック調のインパネガーニッシュも全グレードで装備されるため、極端にチープさが目立つと言うわけではありません。
上位グレードには、本革製のステアリングやシフトレバー、合皮とファブリック生地を組み合わせたコンビシートも設定される事から、上級車種に引けを取らない質感となる点も魅力です。
次に後部座席側のインテリアを見ていくと、こちらはフロント部分と同じくドアライニング部分はダークシルバー塗装のラインで装飾が行われている事からアクセントは加えられており、足元に設置されるフロントシートのレール部分もプラスチックで保護されているため、質感自体は悪くないと言えます。
1つだけ、大きなマイナス点ではないものの、残念なポイントを挙げるのであればフロント部分の室内灯はLEDタイプであるのに対し、後席以降のルームランプは従来型の豆電球が採用されているため、目に見えたコストカットと言うよりは、統一感と言う面が少々残念な部分と言えるかも知れません。
ただ、従来型の価格を抑えた車種と言うと、ひと目見てこの部分がコストカットされたと分かることが多く、一例を挙げていくと
- ピラー部分のカバーが省かれ、鉄のフレームが見えている
- フロント以外のルームランプが無い
- 各シートレールが目隠しされていない
- ルーフライニングが無い、または防音材が使用されない
などの点を考慮すると、WR-Vのインテリア部分は決して豪華というわけではありませんが、必要最低限の装備や加飾は行われておりシンプルでスタイリッシュ感のある内装だと私は感じます。
冒頭でも触れた通り、元々WR-Vは海外向けの車両と言う事もあり販売する地域のニーズに合わせた設計となりますが、日本での販売においては開発の段階で、価格を抑え車に対して馴染みの薄い方にも乗って貰えるように工夫したとメーカー側は述べています。
また、多くの自動車評論家はWR-Vのインテリアや機能を含めた評価として
- 最近の車は、本当に高くなったが自動車本来の楽しさを感じるには、丁度良い装備内容
- シンプルさという観点から自分が若い年代だったら、間違いなく購入候補の一台に入る
- 今の時代で、これだけ装備が充実しているにも関わらず、この価格なのでコストパフォーマンスは相当良い
- 内装はチープと言われればそれまでだが、要所が上手くまとめられているせいか、シンプルさが際立って質感は十分に合格点
などの評価が目立つため、WR-Vの内装はシンプルではあるものの十分に納得のいく質感であり、結果として価格が抑えられた内容になっていると言えるでしょう。
この様に、WR-Vの内装は基本的に現在のホンダ車と同じレイアウトやデザインが採用されており上位車種ほど豪華な装飾はないものの、シンプルさが高評価を得ていると言えますので、他車種と比較する際や購入を検討している場合などの参考にして下さい。
ホンダ【WR-V】室内容量と後部座席の居住性
ホンダ・WR-Vのインテリア部分は、グレードによって差があるものの車両の価格帯を考慮すると、十分に納得できる質感に仕上がっている事が分かりましたが、WR-Vの様なSUVは街乗りや荷物の運搬など多用途で利用できる事から、室内空間や荷室の広さが気になると言う方も多いのではないでしょうか。
特にWR-Vの場合は、同じくホンダから販売されているヴェゼルと同じく、コンパクトタイプのSUVとなりますので後部座席の居住性はもちろんのこと、どれくらいの荷物を積み込むことができるのか、他のライバル車種と比較を行う上でも、大凡の目安は前以て把握しておきたいところです。
では実際に、WR-Vの室内空間や荷室容量、後部座席の居住性はどのようになっているのでしょうか。
まずは、室内空間の広さを決めるWR-Vのボディサイズを見てみると
WR-V:ボディサイズ | |||
全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
4,325mm | 1,790mm | 1,650mm | 2,650mm |
に設計されており、コンパクト車ではあるものの車両の横幅となる全幅部分が1,700mmを超える事から、ヴェゼルと同じく3ナンバー車での登録となります。
グレードによって異なるものの全幅部分を除いた車両の長さや高さのイメージとしては、ジャンルの異なるコンパクトミニバン車のホンダ・フリードに近いため、このクラスの車種を想像するとイメージしやすいかも知れません。
一方、WR-Vの上位車種に位置づけられるヴェゼルの外寸は
WR-V:ボディサイズ | |||
全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
4,340mm | 1,790mm | 1,580~1,590mm | 2,610mm |
となっていますので、WR-Vとはほぼ同じボディサイズですが車両の高さについては60mm(6cm)ほどWR-Vの方が高く設計される点が特徴です。
次に、室内空間の広さを決める内寸(客室寸法)を見てみると
WR-V:室内サイズ | ||
室内長 | 室内幅 | 室内高 |
1,945~1,955mm | 1,460mm | 1,280mm |
ヴェゼル:室内サイズ | ||
室内長 | 室内幅 | 室内高 |
2,020mm | 1,445mm | 1,245~1,240mm |
となっていますので、WR-Vの内寸はヴェゼルよりも室内の横幅(15mm)と頭上方向(約40mm)が広く、長さに関しては80mm弱短く設計されている事が分かります。
これは、ダッシュボードの形状や後部座席の位置も計測時の数値に関係してくるため、一概にどちらの方が広いとは言えませんが、特に昨今の一般的なSUVはデザイン性の観点から車両の全高が低く設計される傾向にあり、頭上付近が窮屈に感じてしまう点が1つの特徴です。
この点を考慮すると、WR-Vはヴェゼルよりも約40mm室内高が高く設計されている事から、頭上付近の圧迫感についてはWR-Vの方が少なく、スペースに余裕を感じられると言えるでしょう。
では、肝心となるWR-Vの荷室部分はどれくらいの広さとなるのか気になるところですが、実際の寸法としては
WR-V:荷室サイズ | ||
寸法/乗車人数 | 5人乗車時 | 2人乗車時(前席のみ使用) |
荷室長 | 840mm | 2,181mm |
荷室最小幅(ホイールハウス間) | 1,020mm | 1,020mm |
荷室最大幅 | 1,350mm | 1,350mm |
荷室高 | 882mm | 882mm |
に設計されており、5人乗車時の荷室容量は458Lを誇ります。
この数値を、ボディサイズの近いヴェゼルと比較してみると
ヴェゼル:荷室サイズ | ||
寸法/乗車人数 | 5人乗車時 | 2人乗車時(前席のみ使用) |
荷室長 | 約760mm | 約1,530~1,840mm前後 |
荷室最小幅(ホイールハウス間) | 約1,010mm | 約1,010mm |
荷室最大幅 | ― | ― |
荷室高 | 約780mm | 約780mm |
となっており、ヴェゼルの場合はメーカーから正式な荷室の寸法や容量が公表されていないため、販売店や各メディアによる自主的な計測値となりますが、実際の予想荷室容量は375~380L前後の大きさと言われています。
このため、公表されている数値を比較した場合には、WR-Vの方が荷室の寸法や容量においては広く設計されていると言えますので、覚えておくと良いでしょう。
荷室の寸法や容量の大きさだけを言われても、どのような荷物を積み込むことができるのかイメージが湧かないと言う方もいらっしゃると思いますが、5人乗車時に積み込む事のできる荷物の一例を挙げると
- 40L(20インチ程度)のスーツケース=4つ前後
- 一般的な9.5インチサイズのゴルフバッグ=2~3セット
- 20Lクラスのクーラーボックス=4~6個(形状によって数が異なります)
が、1つの目安となりますのでこれらを思い浮かべると想像しやすいかも知れません。
後部座席の居住性はどうなの?
先述の通り、WR-Vの荷室部分は上位車種となるヴェゼルよりも広く、容量も大きいことが分かりましたがWR-Vの様なコンパクトSUVと聞くと、後部座席の居住性はどうなのか気になる方も多いと思います。
特に、昨今のSUVはデザイン性の観点から車両の全高が抑えられ、後部座席が狭く感じるケースも少なくないため、ボディサイズの小さいWR-Vの後部座席における居住性はどうなっているのか概要を把握しておきたいところです。
では、実際にWR-Vの後部座席における居住性は、どのような感じなっているのでしょうか。
冒頭でも触れた通り、WR-Vの室内(客室)寸法は
WR-V:室内サイズ | ||
室内長 | 室内幅 | 室内高 |
1,945~1,955mm | 1,460mm | 1,280mm |
となっており、室内はヴェゼルよりも室内幅が15mm、頭上方向が40mm広くなり長さは80mm弱短く設計されている点が特徴です。
実際にこの数値を踏まえ、身長約170cn前後の大人が後部座席に座ってみると、ひざ周りは足を組んで座れるほどのスペースとなり、フロントシートバック面(背面部分)までの距離は、こぶし(長い方)で約2つ分程度の広さとなります。
頭上部分に広さについては、こちらも身長約170cn前後の大人でこぶし(長い方)1~1つ半程度(約10cm弱)の広さが確保されていますので、WR-Vの後部座席はコンパクト車でありながら圧迫感を受けにくい構造となる点が1つの特徴です。
また、昨今のSUVは元々の車両全高が低く設計されている点に加え、車両の中心をはじめとしてリヤ部分に掛けてなだらかにルーフ部分が下がっているデザインが多く、特に後部座席の頭上部分はスペース的に余裕の無い場合も少なくありません。
しかし、WR-Vは車両の中心からリヤ部分に掛けてほとんどのルーフ部分の高さが変わらず、元の全高も高く設計されている事もあり、後部座席における圧迫感が少ない印象になると言う訳です。
これに関連して、WR-Vの後部座席はルーフ部分が高い事に加えドアを開けた際の間口がヴェゼルよりも広く乗降が行いやすい点に加え、シートの座面部分も厚みがある事から長時間の乗車でも疲れにくい構造となっている点が特徴として挙げられます。
これらの点から、内装の質感については前の項目でも触れた通りヴェゼルの方が優れていますが、後部座席の使い勝手や居住性という面ではWR-Vの方に分があると言えますので、覚えておくと良いでしょう。
この様にWR-Vの室内空間は、長さこそヴェゼルより短く設計されていますが、高さや幅についてはWR-Vの方が広く荷室容量も大きいほか、ルーフ部分が高くドアの開口部が広い事もあり、総合的な後部座席の居住性は上位車種よりも優れている部分が多いと言えますので、比較を行う際などの参考にしてみて下さい。
ホンダ【WR-V】車中泊のしやすさについて
ホンダ・WR-Vの室内空間は、質感こそ上位車種であるヴェゼルの方が優れているものの、荷室の容量や居住性の面ではWR-Vに分がある事が分かりましたが、WR-Vの様な多目的で使用できるSUVと言えば、昨今、流行となっている車中泊を連想する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に最近では、キャンプやアウトドアと言ったレジャー以外に、災害時に自動車で寝泊まりを行える事が理由となりSUVタイプの車種を選択する方も多くいらっしゃいますが、中にはSUVでも車中泊に向いていない車種もありますので、WR-Vは車中泊が行いやすい車なのか概要を知りたい方は少なくないはずです。
では実際に、WR-Vは車中泊がしやすい車なのでしょうか。
前の項目でも紹介した通り、WR-Vの荷室部分は通常の5人乗車時で荷室長が840mmとなりますが、後部座席を倒してシートアレンジを行った際は2,100mm以上の長さを確保することが可能です。
また、車内で最も横幅が狭くなる荷室ホイールハウス間の広さは1,000mm以上が確保される設計となるため、WR-Vの場合は車中泊で必要となるベッドスペースを造り出せる事から構造的には車中泊が行いやすい車であると言えます。
シートアレンジのやり方もシンプルな方法となっており、荷室を拡張する際は後部座席の片側または両側を倒すだけとなる点に加え、操作もシートの肩口に設置されたピンタイプのレバーを引き上げるだけですので、大掛かりな作業は必要ありません。
ただし、WR-Vの荷室部分はシートアレンジを行い拡張した場合でも、倒した後部座席と荷室の床面に10cm前後の段差が生じる構造となっており、ヴェゼルの様にシートアレンジのみで完全なフルフラットシートを作る事ができません。
なぜ、ボディサイズや室内の構造が似ているコンパクトSUV同士なのに、ヴェゼルとWR-Vではシートアレンジを行った際に違いが出るのか疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、これは両車の元となるベースが似て非なるものである点が大きく関わっています。
2021年4月に、2代目モデルとしてフルモデルチェンジが行われたヴェゼルは、先代モデルと同様に、同じくホンダから販売が行われているコンパクト車のフィットをベースとして開発が行われています。
これらの車種は、小さなボディでありながら室内空間を広く確保する目的から、燃料タンクがフロントシートの床下部分に配置されており、これによって後部席以降の床面を下げた構造となる点が特徴です。
これは、センタータンクレイアウトと呼ばれ、乗降口と同じ床の高さに直接シートを配置できる事から、座席を倒した場合でも荷室とシートの間に段差ができず、フラットな空間を作り出すことが可能となっていますが、WR-Vの場合はこのセンタータンクレイアウトではなく、従来型のリヤタンクレイアウトを採用しています。
この結果、後部座席の床下に燃料タンクが配置され床面が高くなる事から、シートを倒した際に荷室とシートバック面に段差ができてしまうと言うわけです。
関連して、WR-Vは後部座席の下に燃料タンクが配置される設計となる事から、ヴェゼルとは後部座席の構造も異なっており、座面部分を持ち上げ床面部分の面積を拡張するチップアップと呼ばれるシートアレンジは行う事ができません。
以上の構造的な違いから、WR-Vは車中泊で必要となるベッドスペースを確保する事はできますが、快適に過ごすには後席のシートバック面と荷室部分に発生する段差を解消しなければなりませんので覚えておく必要があります。
ただし、段差を解消すると言っても特段難しい作業は必要なく、ホームセンターなどで販売されている、発泡スチロール等を用いたクッション材を荷室部分に敷き詰めるだけですので、DIYなどが苦手と言う方でも簡単に作業を行うことが可能です。
少々、費用は掛かってしまいますが、WR-Vの場合は荷室部分の段差を解消するデッキボードが社外品として設定(販売店で注文可能)されていますので、頻繁にフラットな面を使用する機会の多い場合は、こちらの選択がおすすめとなります。
また、フロントシートの位置次第では、倒した後部座席の先端とフロントシートの間に約50cm程度の隙間ができてしまいますので、拡張した荷室部分を最大限活用する場合は、シート間の隙間もエアクッションなどで埋める必要がありますので、覚えておくと良いでしょう。
元々は、車中泊での利用よりも多人数の乗車や荷物の運搬を重視した車種であることから、荷室部分に段差ができてしまう点は構造上しかたがないと言えますが、幅広い用途での使用という点を考慮すると、純正のデッキボードは標準装備でも良かったのではないかと私は感じます。
ただ、WR-Vは、車両価格を抑えて自動車に馴染みの少ないユーザーでも気軽に乗って欲しいと言うコンセプトの元で開発が行われていますので、価格という面を考慮すると仕方がないと言えるのかも知れません。
車中泊に向いていないグレードもある
先述の通りWR-Vは、シートアレンジによって荷室を拡張する事ができ、車中泊で必要となるベッドスペースを作れる事から車中泊に向いている車種と言うことが分かりましたが、WR-Vに設定される一部のグレードは、車中泊に向いていないモデルも存在します。
最初の項目でも触れた通り、現在WR-Vにはエントリーモデルとなる『X』、上級グレードに位置づけられる『Z』と『Z+』の3種となるグレードが設定されていますが、このうち最も装備が充実したZ+には外装の専用装備として
- フロントグリル
- ドアモールディング
- ドアロアーガーニッシュ
- メッキドアハンドル
- ルーフレールガーニッシュ
などが装着されています。
この中でも、ルーフレールガーニッシュは、天井部分のデザインにアクセントをもたらす装備品ですが、こちらの外装パーツはボディと一体化している事から、基本的に取り外す事ができません。
さらに、このルーフレールガーニッシュには、天井部分に荷物などを積載する際に必要となる、ベースキャリアやルーフラックを取り付ける事ができないため、室外の天井部分に荷物を乗せるスペースを追加する事ができない点はマイナス要素と言えます。
これは車中泊や積載スペースの拡張に限った話だけではなく、例えば後部座席に人を乗せた状態でスキーやスノーボード、サーフィンと言ったレジャーを楽しむ際も、ルーフ部分にボード類を積載する事ができないなど、利用するシーンによって影響が出る場合もありますので注意が必要です。
もちろん、最上級モデルのZ+でもシートアレンジは他のグレードと同じ様に行う事ができますし、ルーフ部分に積載スペースを追加する事が無い場合は特に問題ありませんが、積載箇所の追加という点を考慮すると、残念ながら他のグレードよりは向いていないと言う訳です。
このため、WR-Vで車中泊を中心としたレジャーを楽しむ場合は、最も装備が重質したZ+よりも下位のグレードとなる、XまたはZグレードの方がより向いていると言えますので、覚えておくと良いでしょう。
この様にWR-Vは、荷室を拡張する事によって車中泊で必要となるベッドスペースを確保する事ができ、段差や隙間の解消と言った工夫が必要なものの、特に最上位グレードを除くXやZグレードが最も車中泊しやすいと言えますので、参考にしてみて下さい。
ホンダ【WR-V】インテリアや荷室についてのまとめ
今回は、ホンダ・WR-Vのインテリアや荷室などについて解説をしてきましたが、WR-Vの内装は上位車種であるヴェゼルと比べると質感自体は劣るものの、価格面を考慮するとチープさもなく、シンプルでスタイリッシュさのある内容となっている事が分かったと思います。
また、後部座席の居住性はボディの構造などが影響している事もあり圧迫感が少なくひざ周りにも余裕があり乗降が行いやすい点に加え、荷室容量の大きさや拡張時の広さは上位モデルであるヴェゼルより優れている点も多い印象です。
気になる車中泊のしやすさについては、段差や隙間を埋める工夫が必要なものの、最大で2mを超えるベッドスペースを確保できる点、グレードによって車外のルーフ部分に積載スペースを追加できるなどの面から、WR-Vは車中泊に向いている車と言えますので、前述してきた例を参考にしてみて下さい。
アイキャッチ画像 引用:https://tinyurl.com/mrt55j4x
●新車を購入したいけど、毎月の維持費が高いし、オイル交換や車検でいくらかかるか不安だ。
●カーリースはいいけど、結局最後に返却するならイマイチ愛着わかないし、カスタムもできないな。
●いちいち走行距離を気にしながら使用するのは面倒だ。
●頭金や初期費用を用意するのに時間がかかってしまう。
こんな悩みはありませんか?
新車の購入にはまとまった資金が必要です。
車両本体価格の他に納車時には初期費用がかかったり、ローンを組む際には頭金があったほうが良い場合が多いです。
乗り出してからも、定期的に交換しなくてはいけない「エンジンオイル」や2年に一度の「車検」があります。
その他も車のメンテナンス費用は予想がつかないものです。
そういった費用の面での問題を解決する一つの方法として
【カーリース】という選択肢があります。
頭金0・初期費用なし毎月一定額のカーリース
エンジンオイルの交換や車検費用込みの金額で
「毎月一定額」で車を維持していくことができるのです。
いくらかかるかわかりにくい維持費を別で貯金しておくことはかなり難しいと言わざるを得ません。
いくら走行距離が少なくても必ず2年に1度は車検がやってきます。
軽自動車でも50000円前後が相場です。普通車は重量税の関係でもっと高額になります。
最初からそういったメンテナンス費用も込みで払っていれば慌てる必要もありません。
今の時代車は性能も良くなり、一台を昔より長く乗るユーザーが増えてきています。
長く乗っていれば、途中で手放すのはなんか寂しく、乗り慣れた車をもっと乗っていたいという気持ちになることもあるでしょう。
新車・中古車の購入とは違いカーリースはあくまでレンタルですから、最後には車を返却しないといけない。今まではそうでした。
しかし、こちらで紹介するカーリースは最後には必ず車はもらえるのです。
(返却を希望することも可能です)
しかも、カスタムも自由だし、走行距離の制限もありません。
自分の愛車を購入したのと同じように扱えるのです。
主要国産メーカーの車種は大概選べます。
まずはお試しで審査にお申し込み下さい。