スバル【フォレスター】の新型2025モデルは、どのようなボディサイズとなっているのでしょうか。

フォレスターと言えば、タフなボディと圧倒的な走破性能を兼ね備えている事から、日本国内だけではなく海外でも評価の高いSUVですが、日本では2025年4月にフルモデルチェンジが行われた事もあり、ボディや室内空間の大きさに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

また、フォレスターはモデルが新しくなる毎にボディのサイズが大型化されている関係もあり、昨今では都市部を中心とした様々な施設で導入が進んでいる機械式の駐車場に入る事はできるのか気になる方は多いはずです。

そこで今回は、新型モデルとなったSL系フォレスターの詳しいボディサイズや室内空間を含む荷室容量、入る事のできる機械式駐車場の紹介などを中心に、スバル・フォレスター新型2025年モデルの各種サイズや機械式駐車場の攻略法について解説をしていきます。

スバル【フォレスター】新型2025　また大きくなった!？サイズと旧型との比較

スバル・フォレスターは、1997年2月に初代モデルの販売が開始され、当初は現在の様な本格的SUVと言う訳ではなく、どちらかと言うとスポーツ走行に重点が置かれたステーションワゴンとしてデビューした車です。

現在の様な本格的SUVとなったのは、2007年12月にフルモデルチェンジが行われたSH系と呼ばれる3代目モデルからとなっており、以降は最新型に至るまでSUVスタイルを貫いている点も特徴です。

2012年11月にフルモデルチェンジが行われたSJ系と呼ばれる4代目モデルでは、シリーズとして初めて事故予防システムであるアイサイトが搭載され、圧倒的な走破性能に加えて安全面も強化されたことにより、日本国内だけではなく海外からも高い評価を受けています。

2025年4月には、待望の6代目となるフルモデルチェンジが行われ、最新モデルではトヨタ・プリウスなどに代表されるストロングハイブリッド（フルハイブリッド）が初めてラインナップされた点も大きな話題となりました。

ただ、フォレスターと言えばモデルチェンジを行う毎にボディのサイズが大型化されてきた経緯があり、ボディサイズの変更はユーザーの中でも賛否が分かれる結果となっているだけに、最新モデルではどれくらいの大きさになったのか気になる方も多いと思いますので、まずは新型2025年モデルのボディサイズを紹介していきます。

2025年にフルモデルチェンジが行われたフォレスターは、型式名からSL系とも呼ばれていますが最新モデルとなるフォレスターの詳しいボディサイズを見てみると

に設計されており、全長部分は規定の範囲内ですが全幅部分が1,700mmを超える事から、ナンバープレートの区別はSK系と呼ばれる先代モデルと同じく、3ナンバー車での登録となります。

ただし、全幅部分は3ナンバー車の規定である1,700mmを超えますが、全長部分は4,700mmより短い5ナンバーの規格内であるため、見た目は大きく感じるものの、長さとしては日産・セレナなどに代表される、Mクラスミニバン車とほぼ同じ程度の感覚と言えるかも知れません。

数字だけを見ても、イマイチ大きさの想像がつかないと言う方もいらっしゃると思いますが、SL系フォレスターに近い国産SUVをいくつか挙げていくと

• トヨタ・RAV4

• トヨタ・ハリアー

• 日産・エクストレイル

にそれぞれ設計され、カタログ数値のサイズではエクストレイルが最も新型フォレスターに近い大きさになりますので、これらの車種を思い浮かべるとイメージしやすいかも知れません。

参考までに、先代モデルのSK系フォレスターはどれくらいの大きさだったのと言うと

に設計されており、2025年モデルと比べると全長・全幅共に僅かながら小さく設計されている点が特徴です。

ちなみに、歴代フォレスターから最新モデルまでの具体的なボディサイズをまとめてみると

であるため、本格的SUVにコンセプトが変更されたSH系と呼ばれる3代目モデルから、ボディ全体が大型化されている事が分かります。

また、初代モデル比べると全長が約200mm（20cm）、全幅は約100mm（10cm）、全高に関しては最大で約200mm（20cm）最新モデルの方が大きくなっており、これは冒頭でも触れた通りデビュー当初は、本格SUVではなくスポーツワゴンだったと言う点も、ボディサイズが大きく変化した理由の1つとして挙げられるでしょう。

歴代フォレスターにおける、コンセプトの変更やボディサイズの大型化はユーザーの間でも賛否が分かれる部分ですが、本格的SUVとして生まれ変わった3代目モデルからは、どちらかと言うと

• スポーティーな走りよりも、悪路での走破性を重視
• ボディの大型化で、居住性が向上
• ボディが大きくなり重量が増すことで、走行安定性が強化される

等の項目が重視されている事から、ボディサイズが大型化されていると言えるのかも知れません。

個人的には、スポーティーな走りも大きな魅力ですが、SUVらしくドッシリと重厚感が感じられる最新モデルも、フォレスターらしく存在感があって良いと私は感じます。

この様に、新型となった2025年モデルのSL系フォレスターにおけるボディサイズは、先代モデルから僅かではあるものの大きく設計されており、現時点では歴代モデルの中でも最も外寸が大きくなっていますので、旧型モデルや他のライバル車種などと比較を行う際の参考にしてください。

スバル【フォレスター】新型2025　荷室容量はどのくらい？

スバル・フォレスター新型2025年モデルのボディサイズは、先代モデルと比べてやや大きく設計されている事が分かりましたが、ボディが大きくなったと聞くと、室内空間はどれくらいの広さとなるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

特に、フォレスターをはじめとするSUVでは、室内の居住性に加え多用途である事から荷室の広さも重要視されるため、新型SL系モデルではどれくらいの室内空間や荷室容量が確保されているのか、前以て概要を把握しておきたいところです。

では実際に、新型となった2025年モデルのSL系フォレスターの室内空間は、どれくらいの広さが確保されているのでしょうか。

まずは、室内全体の広さを示す詳しい内寸サイズを見ていくと

に設計されており室内高については、メーカーオプションとなる大型サンルーフを選択する事で約15mm低くなるものの、基本となる室内長はダッシュボード部から後席の背もたれ部分まで1,900mmを超える広さが確保されています。

室内幅についても、前の項目でボディサイズが近い車種として挙げた日産・新型エクストレイルの1,540mmと同じとなり、ややボディサイズの大きいトヨタ・ハリアーの1,520mmより僅かに広いため、室内の横幅も余裕のある設計です。

では、先代モデルと比べた場合にはどれくらいの差があるのか気になるところですが、5代目SK系フォレスターの内寸サイズを調べていくと

となっており、数字上は先代モデルの方が室内長部分において長く設計されている事が分かります。

ただ、自動車の室内長はダッシュボードやリヤシートの位置、または取り付け角度によって大きく変わる事もあるため、実際の広さとしては両モデルでカタログ数値ほど差は無いと言えます。

特に、昨今ではディスプレイオーディオが標準化されている事もあり機器を内蔵する関係上、ダッシュボード部のせり出し幅が大きくなる事で、室内長の数値が短くなってしまう事も珍しく無い事から、一概に狭くなったとは言えないという訳です。

次に、荷室部分の寸法を見てみると、2025年モデルのSL系フォレスターの場合は

が5名乗車時の荷室サイズとなっており、後部座席を倒して荷室を拡張した際は約1.800mm程度の荷室長が確保されるため、成人男性の平均的な身長の方であれば、車中泊も行えるほどの広さが確保されています。

さらに、気になる荷室容量としてはVDA方式と呼ばれる採寸で、ガソリンモデルの場合は512L、ハイブリッドモデルの場合は484L（共にサブトランクを含み、後席使用時）となっているため、大きな荷物でも余裕を持って積載が可能です。

容量の数値だけでは、イマイチ想像がつかないと言う方もいらっしゃると思いますが、例えば

• 一般的な9.5インチサイズのゴルフバッグ＝平積みで2セット、重ね積みで4セット程度
• 50Lクラスのクーラーボックス＝2～4個程度
• 50インチクラスの液晶テレビ＝2台程度

を後席使用時でも積み込む事が可能と考えるとイメージしやすいかも知れません。

また、後席を倒し荷室を拡張した際は1.800mm程度の荷室長を確保できるため、ロードバイクやスノーボードなどの長尺物も積載する事が可能となっており、後方視界が確保できる限度の荷室容量は約1,100L前後となりますので、荷室は十分な容量と言えるでしょう。

一方、先代SK系フォレスターの内寸サイズとしては

となっており、荷室長は20mm程度（2cm）先代モデルの方が短く設計されていますが、こちらは冒頭でも触れた通り後部座席の位置による長さの差となるため、大まかな内寸は2025年モデルのSL系とほぼ同じです。

加えて、荷室の容量はこちらもVDA方式で509～520L（共にサブトランクを含み、後席使用時）、後方視界が確保できる限度の荷室容量は約1,070 L前後となっている事から数値に若干の差はあるものの、基本的な荷室の容量としては、2025年モデルとほぼ同量であると言えるでしょう。

ちなみに、前述したボディサイズの近いライバル車種を含む荷室容量としては

になっており、ボディサイズの違いなどもありますがどちらかと言うとハリアーは荷室の広さよりも室内の居住性、フォレスターとRAV4は荷室と居住性のバランス型、エクストレイルは荷室容量を重視した基本設計に分けられると言えるかも知れません。

この様に、2025年モデルとなった新型SK系フォレスターの室内空間は旧型モデルとほぼ同じ広さとなっており、他のライバル車種と比べると居住性と荷室容量のバランスがとれた設計になっていると言えますので、参考にしてみてください。

スバル【フォレスター】新型2025　どんな機械式駐車場なら入るのか

最初の項目でも触れた通り、フルモデルチェンジが行われたスバル・フォレスター新型2025年モデルのボディサイズは、旧型よりも大きく設計されている事が分かりましたが、ボディが大きくなったと聞くと運転の感覚はもちろんですが、現在の駐車場に駐める事ができるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

特に、昨今では都市部を中心とした商業施設やマンションなどの集合住宅を中心に、入庫に対して制限のある機械式または立体式の駐車場が増えている傾向にありますので、どのような駐車場であれば入る事ができるのか、事前に概要を把握しておきたいところです。

では、2025年モデルとなったSL系フォレスターの場合は、どのような機械式であれば入る事ができるのでしょうか。

まずは、フルモデルチェンジが行われた、新型フォレスター2025年モデルのボディサイズを改めて確認していくと

に設計されており、前述した比較的にボディのサイズが近い車種の中では、最も車両の全高が高く設計されている点が特徴です。

次に、一般的な機械式駐車場の入庫に関する条件の一例を見ていくと

が、多くの機械式駐車場で導入されている入庫に関してのサイズ制限となっており、特に車両の高さに関しては、設備そのものの構造が大きく関係している事から、大幅な制限を設けている施設が大多数となります。

加えて、一部の施設では車両の横幅となる全幅が1,800mm以下までという条件を設定しているケースもあり、新型フォレスターの場合は全幅が1,830mmである事から、全高以外の部分も注意をする必要があります。

このため、SL系新型フォレスターの場合は車両の全長のサイズに関して問題はないものの、全高部分は多くの施設で制限を設けている1,550mmを超えてしまうため、残念ながらこの様な制限付の機械式駐車場には入ることができません。

なぜ、機械式駐車場の多くは厳しい高さ制限を設けているのかと疑問を抱く方もいらっしゃると思いますが、これは現在の様なミニバン車やSUVが普及する前に制定された基準を元に、駐車場の設計を行われている点が大きな要因です。

元々、機械式駐車場は狭い立地を有効活用して、できるだけ多くの車両を格納できるように設計されていますが、人が立ち入る事の無い商業施設などに併設されるタワー型と呼ばれる機械式駐車場の場合は、最低1,600mm程度の高さがあれば建設可能となっています。

また先に触れた通り、この基準はボディが小さくセダン車が中心だった、1980年代～90年代に建設された比較的に古い機械式駐車場で導入されている制限である事から、多くの施設ではフォレスターの様なSUVや背の高いミニバン車は入る事ができないと言うわけです。

ただし、昨今ではこれらの車種が大幅に普及したこともあり、2000年代以降に建設された機械式駐車場の多くでは、全高が1,800mm前後に対応した施設も増えつつあり、一部の古い施設でもハイルーフ車と呼ばれる、背の高い車種でも入庫が可能な機械式駐車場も存在します。

このため、数自体は少数であるものの、全ての機械式駐車場に入庫ができないと言う訳ではありませんので、注意が必要です。

反対に、集合住宅で導入される事の多い多段式の機械式駐車場では、こちらも基本的には全高が1,550mm前後までに制限されている施設が多いものの、建設年が新しい場合はミニバン車などの普及に対応したハイルーフ仕様の駐車場も増えつつあります。

ただ、集合住宅向けの機械式駐車場は、規模やシステムの違いなどによって入庫可能な高さ制限にバラツキがある事から、自動車の保管場所として登録する場合は、施設管理者と現場確認を行い条件をクリアした施設を見つける事が重要です。

立体駐車場には入る事ができる？

先述した通り、2025年モデルとなったSL系フォレスターは、全高部分が1,500mmを超えるサイズである事から、高さ制限を設けている多くの機械式駐車場では入る事が難しい事が変わりましたが、商業施設や集合住宅では自走式の立体駐車場を導入しているケースも多く、こちらには入る事ができるのか気になる方も多いと思います。

これは、全てのケースに当てはまる訳ではないものの、結論から先に言ってしまうと商業施設や集合住宅で導入される自走式立体駐車場の場合は、多くの施設で新型モデルとなったフォレスターでも入る事が可能です。

この自走式の立体駐車場は、地上や地下部分に各階層を設けドライバーが車両を運転したまま、任意の駐車スペースまで移動する駐車場となり、施設内は人間の出入りがある事から、殆どの場合は高さが1,800mm以上に設計されています。

加えて、施設によって差はあるものの多くの立体駐車場における駐車スペースは

である事から、全高部分はもちろんですが車幅となる全幅部分も含め、全ての部分で駐車スペースに余裕がある事から、多くの施設では車高の高いフォレスターでも入る事ができると言う訳です。

ただし、ルーフ部分にコンテナ等の積載物がある場合は全高が規定の範囲内であっても、総合的な高さは入庫条件を超えてしまうケースもあり、最悪の場合は車両だけでなく施設に傷を付けてしまう場合もあるため、ルーフ部に荷物を乗せたまま立体駐車場へ入る事は、避けた方が良いと言えます。

イメージしやすい様に、フォレスター2025年モデルで入る事のできる機械式や立体式駐車場をまとめると

となりますので、覚えておくと良いでしょう。

この様に、2025年モデルのSL系フォレスターでは、多くの機械式駐車場で高さ制限によって入る事ができませんが、ハイルーフ対応の施設や自走式の立体駐車場多くでは入庫することが可能ですので、駐車スペースを探す際など参考にしてください。

スバル【フォレスター】新型2025各種サイズや機械式駐車場のまとめ？

今回は、2025年モデルとなったスバル・フォレスターの各種サイズや機械式駐車場の攻略などについて解説をしてきましたが、SL系と呼ばれる2025年モデルでは旧型から大きく外観が変わっただけでなく、ボディサイズも大きく設計されている事が分かったと思います。

気になる室内の居住性については、数値だけを見ると旧型よりも小さくなりますが、これはダッシュボードや座席位置の変更による誤差である事から、基本的には新型でも十分な広さが確保され、荷室容量もほぼ同等であると言えるでしょう。

また、機械式駐車場の多くでは車両の高さ制限によって入る事ができない施設が多くなりますが、集合住宅向けや比較的に新しい施設であれば、駐車が可能な機械式駐車場も存在しますので、前述してきた例を参考に入れる駐車場を探してみてください。

アイキャッチ画像 引用：https://tinyurl.com/bdevjezr

スバル【フォレスター】新型2025 価格と納期の詳細