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新車販売台数ランキングで常に上位にランキングされる人気車種の【スズキ スペーシア】と【日産 デイズルークス】。
両側スライドドアを備えたハイトワゴンとして人気があり、最近ではSUVテイストの【スペーシアギア】が追加されるなど何かと話題の多いジャンルの車。
似通った性質を持つ両車ですが比較してみるとそれぞれ異なる面が見えてきます。
ここでは【スペーシア】と【デイズルークス】の維持費や燃費、乗り心地を比較していきます。
【スペーシア】VS【デイズルークス】維持費の違い
まずはスペーシアとデイズルークスの維持費を比較していきます。
維持費は主に、車検費用そして燃料費となってきます。
車検費用のうち車両状態や整備点検業者によって異なる整備費用を省いた法定費用を比較した場合、自賠責保険料(25ヶ月)は25,070円とスペーシア・デイズルークス共に同額となります。
違いが出てくるのが税金。
軽自動車税と自動車重量税を比較してみます。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/spacia/
スペーシア(NA・2WD)2019年2月購入の場合
自動車税 | 重量税 | 合計 | |
---|---|---|---|
初年度 | 0円 | 600円 | 600円 |
2年目 | 8,100円 | 600円 | 8,700円 |
3年目 | 10,800円 | 600円 | 11,400円 |
4年目以降 | 10,800円 | 2,500円 | 13,300円 |
スペーシアはエコカー減税・グリーン税制(NAのみ)対象となりますので減税されます。
エンジン・グレードによって減税率が異なりますがスペーシアNAエンジンモデルの場合、軽自動車税25%減税(登録翌年度)、重量税75%減税となります。
このため、3年目までの重量税と2年目の自動車税が減額され、4年目以降の重量税も2,500円/年(通常3,300円/年)となります。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/dayzroox.html
デイズルークス(NA・2WD)2019年2月購入の場合
自動車税 | 重量税 | 合計 | |
---|---|---|---|
初年度 | 0円 | 3,300円 | 3,300円 |
2年目〜13年目 | 10,800円 | 3,300円 | 14,100円 |
14〜18年目 | 10,800円 | 4,100円 | 14,900円 |
19年目以降 | 10,800円 | 4,400円 | 15,200円 |
デイズルークスはエコカー減税対象ではありませんので減税は無く、新車購入時からの年数が13年、18年を超える度に重量税が高くなりますので注意が必要です。
初回車検時(3年目)までにかかる税金を比較すると
スペーシア 20,700円
デイズルークス 31,500円
と10,800円の差が発生します。
次に、燃料費。
1万km走行する場合を例に比較してみます。
カタログ燃費を元に、2018年2月現在のレギュラーガソリン店頭現金小売調査価格143.1円/Lでの計算をしてみます。
スペーシア | デイズルークス | |||
---|---|---|---|---|
NA | 2WD | カタログ燃費 | 28.2~30.0 km/L | 22.0 km/L |
走行費用 | 47,700~50,744円 | 65,045円 | ||
4WD | カタログ燃費 | 26.4 km/L | 20.6~21.8 km/L | |
走行費用 | 54,618円 | 65,642~69,466円 | ||
ターボ | 2WD | カタログ燃費 | 25.6 km/L | 22.2 km/L |
走行費用 | 55,898円 | 64,459円 | ||
4WD | カタログ燃費 | 24.0 km/L | 20.4 km/L | |
走行費用 | 59,625円 | 70,147円 |
スペーシアの場合、NA(2WD)がダントツのカタログ燃費を誇ることもあり、5万円以下に収まっており、ターボモデルを含めても6万円以内に収まっています。
対するデイズルークスの場合、6.5~7万円と燃料代が大きく異なり、同等スペックのエンジンで比較すると1万円前後から1.7万円の差となってしまっています。
1年1万km走行と想定した場合、初回車検までの3年間で3~5万円の差となってきます。
あくまでカタログ燃費に元づく試算で、グレードと走行環境によって大きく異なってきますが、初回車検時での両車の維持費の差は4~6万円前後となってきます。
街乗り・チョイノリがメインで走行距離が短いと燃料費による差は少ないですが、走行距離が長い程、維持費の差が大きくなってきます。
次項でも取り上げますが、デイズルークスのエンジンはデイズルークス用に開発されたものでは無く、そのエンジン特性上ライバル車種と比較して燃費性能が劣る面があり、NAモデルがターボモデルより燃費が劣るというライバル車種では見られない状況となっています。
【スペーシア】VS【デイズルークス】燃費はどのくらい?
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/37854
スペーシアとデイズルークス、両車の燃費を比較していきます。
スペーシア | デイズルークス | |||
---|---|---|---|---|
NA | 2WD | カタログ燃費 | 28.2~30.0 km/L | 22.0 km/L |
実燃費 | 18~22km/L | 15~18 km/L | ||
4WD | カタログ燃費 | 26.4 km/L | 20.6~21.8 km/L | |
実燃費 | 15~19km/L | 11~15 km/L | ||
ターボ | 2WD | カタログ燃費 | 25.6 km/L | 22.2 km/L |
実燃費 | 15~18km/L | 13~16 km/L | ||
4WD | カタログ燃費 | 24.0 km/L | 20.4 km/L | |
実燃費 | 15~18km/L | 9~12 km/L |
マイルドハイブリッド【Sエネチャージ】と軽量ボディ【ハーテクト】を備えるスペーシアの方が燃費が良く、実燃費においてもスペーシアの方が燃費が良いようです。
デイズルークスの厳しい面はやはり非力なエンジンでしょう。
NAエンジンでは36KW<49PS>と、スペーシアの38KW<52PS>とスペック比較すると2KW<3PS>劣ります。
僅かな差に思える数値差ですが、1トン近い車重を動かす事を考えると大きな差となってきます。
引用:https://response.jp/article/2017/12/14/303730.html
車重は
デイズルークス(NA・2WD) 920~940kg
スペーシア(NA・2WD) 850~870kg
と70kgの差があり、スペーシアの方が軽量に仕上げられています。
これを元にパワーウェイトレシオ(重量出力比)を比較すると
デイズルークス 18.77~19.18 kg/PS
スペーシア 16.35~16.73 kg/PS
という差となってきます。
パワーウェイトレシオは加速性能などの実際の動力性能を簡単に示しています。
無論、常に最高出力を発生するわけではありませんが、スペーシアには2.3<3.1PS>のマイルドハイブリッド用電動モーターが加わるのでエンジンがパワーを出しにくい発進時など低回転域や加速時に僅かなパワーではありますが電動モーターがアシストしてくれるのでスペーシアの方が優位です。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/spacia/
またNAエンジンで比較した場合、最大トルク発生時のエンジン回転数がデイズルークスが5,000rpmに対し、スペーシアは4,000rpmとスペーシアの方が低い回転数で最大トルクを発生する事からエンジンを高回転まで回す事なく加速を得られるなどデイズルークスよりも扱いやすくなっています。
デイズルークスの販売開始が2013年、スペーシアが2017年発売と4年の差があることもありますが、デイズルークスのエンジンが元々が三菱・i用にコンパクトに設計された影響で他社の軽自動車用エンジンと比較して燃費や低中速域でのドライバビリティに劣るなど不利な面が重なっています。
引用:https://kakaku.com/item/K0000286641/catalog/
日産主導で開発中の次期型ではエンジンも一新されることになるとは思いますが、それまでの間は燃費・動力性能共にデイズルークスは厳しい状況が続きます。
燃費はアップダウンの少ないアクセルワークとブレーキングを心懸けると向上していきますが、加速時にモーターアシストがあり回生ブレーキが使えるスペーシアの方が燃費向上には優位です。
【スペーシア】VS【デイズルークス】乗り心地はどっちがいい?
スペーシアとデイズルークス、乗り心地を比較していきます。
両車共に車高の高いハイトワゴンとなり重心がどうしても高くなってしまうために揺れを抑えるために硬めの足回りセッティングとなる傾向ではありますが、両車を比較するとスペーシアが硬め、デイズルークスは柔らかめのセッティングとなっています。
両車共にタイヤサイズは
155/65R14 75S or 165/55R15 75V
と同サイズとなっておりタイヤサイズによる差はほとんど無いと思われます。
乗り心地の差となるのは足回りのセッティングとシートの差となってきます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/dayzroox.html
シートについてはデイズルークスはシートに厚みがあるなど座り心地の評価が高くなっています。
足回りについては、段差を乗り越えた際はスペーシアが突き上げ感が強めでデイスルークスは弱めとなっています。
特にスペーシアは後席の方が突き上げ感が気になるようで、これは他のスズキ現行車でも指摘されている点です。
ここまでの評価ではデイズルークスの方が乗り心地が良い、という評価になりますが、スペーシアの方が硬めのセッティングとなっているためスペーシアの方が揺れが少なく安定感のある走りという利点があります。
また室内の静粛性を比較するとデイズルークスの方が評価が高くなります。
静粛性を高めるためには吸音材など多くする必要がある事もあり、ライバル車種よりも車重が軽くなっているスペーシアは吸音材の使用量が少なめなのかもしれません。
だからといってスペーシアの室内が騒々しいか、といえばそうでもなくあくライバルと比較すれば、という程度で不快な騒音といったわけではありません。
マイルドハイブリッドである事からモーターでのクリープ走行(最長10秒間)か可能である事とアイドリングストップからのエンジン再始動時の「キュルキュル」音のならない静かさ再始動などデイズルークスには真似できない発進時の静かさという美点もあります。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/spacia/
乗り心地と静粛性から両車を比較した場合、街乗りメインの方はデイズルークスの方が快適に感じられるでしょう。
スペーシアは街乗りから高速走行までオールマイティな利用をする方向けであると言え、安定感のある走りが美点です。
この差は実際に試乗してみて体感してみる方が良いでしょう。
試乗の際には高速道路までは難しいとしても50~60km/h程度の速い速度域を試せる試乗コースをディーラーにお願いした上で試乗すると良いでしょう。
アイキャッチ画像引用URL:https://kakaku.com/item/K0000473100/ https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/dayzroox.html
【スペーシア】VS【タント】の比較どっちがいいの?維持費・燃費・乗り心地など
【スペーシア】VS【ムーヴキャンバス】の比較どっちがいいの?維持費・燃費・乗り心地など
【ウェイク】VS【デイズルークス】の比較どっちがいいの?維持費・燃費・乗り心地など
【N-BOX】VS【スペーシア】VS【タント】の比較。軽ハイトワゴンNO.1はどれだ!?
●新車を購入したいけど、毎月の維持費が高いし、オイル交換や車検でいくらかかるか不安だ。
●カーリースはいいけど、結局最後に返却するならイマイチ愛着わかないし、カスタムもできないな。
●いちいち走行距離を気にしながら使用するのは面倒だ。
●頭金や初期費用を用意するのに時間がかかってしまう。
こんな悩みはありませんか?
新車の購入にはまとまった資金が必要です。
車両本体価格の他に納車時には初期費用がかかったり、ローンを組む際には頭金があったほうが良い場合が多いです。
乗り出してからも、定期的に交換しなくてはいけない「エンジンオイル」や2年に一度の「車検」があります。
その他も車のメンテナンス費用は予想がつかないものです。
そういった費用の面での問題を解決する一つの方法として
【カーリース】という選択肢があります。
頭金0・初期費用なし毎月一定額のカーリース
エンジンオイルの交換や車検費用込みの金額で
「毎月一定額」で車を維持していくことができるのです。
いくらかかるかわかりにくい維持費を別で貯金しておくことはかなり難しいと言わざるを得ません。
いくら走行距離が少なくても必ず2年に1度は車検がやってきます。
軽自動車でも50000円前後が相場です。普通車は重量税の関係でもっと高額になります。
最初からそういったメンテナンス費用も込みで払っていれば慌てる必要もありません。
今の時代車は性能も良くなり、一台を昔より長く乗るユーザーが増えてきています。
長く乗っていれば、途中で手放すのはなんか寂しく、乗り慣れた車をもっと乗っていたいという気持ちになることもあるでしょう。
新車・中古車の購入とは違いカーリースはあくまでレンタルですから、最後には車を返却しないといけない。今まではそうでした。
しかし、こちらで紹介するカーリースは最後には必ず車はもらえるのです。
(返却を希望することも可能です)
しかも、カスタムも自由だし、走行距離の制限もありません。
自分の愛車を購入したのと同じように扱えるのです。
主要国産メーカーの車種は大概選べます。
まずはお試しで審査にお申し込み下さい。