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【ジムニー・ジムニーシエラ】スペックや乗り心地のレビュー

ジムニー・ジムニーシエラ

【スズキ ジムニー・ジムニーシエラ】は人気のコンパクトクロスカントリーSUV軽自動車規格の小柄なボディながらも悪路を走破する本格オフローダーという特異な存在です。

FR駆動ベースのパートタイム4WDラダーフレームという歴代ジムニーの伝統を引き継ぐ形式など他車種とは異なる点が見た目からも伝わってくるほどにオフロード性能に拘ったクルマだけに見た目通りに荒々しい乗り心地なのか気になるところです。

【スズキ ジムニー・ジムニーシエラ】のスペックと乗り心地について見ていきましょう。

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【ジムニー・ジムニーシエラ】スペックの詳細

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/special/

ジムニーとジムニーシエラは基本的に同じ車体に違うエンジンを搭載するのでボディサイズに大きな差はありません

しかし、軽自動車規格に縛られないジムニーシエラの方が大柄となっており並べてみると違いが見えてきます。

両車のスペックを比べていきましょう。

 

まずはジムニーから。

ジムニー
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/
寸法・重量 全長(mm) 3,395
全幅(mm) 1,475
全高(mm) 1,725
最低地上高(mm) 205
ホイールベース(mm) 2,250
トレッド(mm) 1,265
1,275
車両重量(kg) 5MT:1,030
4AT:1,040
最小回転半径(m) 4.8
タイヤサイズ 175/80R16 91S
エンジン 種類 水冷4サイクル
直列3気筒
インタークーラー
ターボ
総排気量(L) 0.658
最高出力(kW/rpm) 47/6,000
〈64PS〉
最大トルク(N・m/rpm) 96/3,500
〈9.8kg・m〉
燃料タンク容量(L) 40

 

軽自動車規格に収まるサイズエンジン排気量でありながらも本格オフローダーらしい外観と性能を実現しているのがジムニー最大の魅力でしょう。

他の軽自動車と比べるとホイールベースは短めなのも特徴で、最小回転半径4.8m軽ハイトワゴン(4.4m)と比べると少し大回りですがコンパクトに曲がれる部類となります。

タイヤサイズ175/80R16 91S(外径686mm)他の軽自動車と比べると大径タイヤとなっており、室内効率よりもオフロードでの走破性を優先させていることがよくわかります。

(例:【スズキ ハスラー】165/60R15(外径579mm)【スズキ スペーシア】155/65R14 75S(外径557mm))

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

エンジンはスペック的には軽自動車用ターボエンジンとしては一般的なものとなります。

先代のK6A型エンジンから他のスズキ製軽乗用車用と同じR06A型に刷新されています。

圧縮比を高めてロングストローク化インテーク側VVTを採用する事で低回転から力強いトルクを発揮優れた走破性能を発揮するユニットとなっており、他の軽乗用車と同じエンジンではありますがジムニー専用チューニングが施されています。

(例:【スペーシア カスタム】ターボエンジン 最大トルク 98N・m〈10.0kg・m〉/ 3,000rpm)

オフロード走行を想定して耐水性能、耐雪害性能を考慮した吸気レイアウトとなっておりターボチャージャーは小型・低慣性タービンを採用する事でアクセルレスポンスを向上させて悪路において駆動力を発揮しやすくしています。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

組み合わされるトランスミッション5MT4ATで近年の多段化・CVT採用が進む時勢においては古めかしく感じるかもしれません。

6MTはジムニーに収まるサイズのモノが難しく、またメンテナンス性・耐久性・信頼性を考慮して先代までと同じく5MTを採用していますが最終ギア比などを見直すことで高速走行時でのエンジン回転数を低減させており先代そのままというわけではありません。

4ATCVTと比べるとコンパクトで5MTと同じくメンテナンス性・耐久性・信頼性を考慮しての採用となっています。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/alto/

アルト・アルトワークスやスズキ軽商用車に採用されているMTをベースにクラッチ操作・変速を自動化する5速オートギヤシフト(5AGS)という選択肢もあるのでしょうが操作性でのデメリットが大きく採用されなかったと思われます。

4ATは基本的に先代と同じものですが3速・4速のロックアップを見直すことで追い越し加速などがスムーズに行えるようになっています。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

車重は5MT 1,030kg、4AT 1,040kgと軽自動車としては重めの部類となりますが、ラダーフレーム大径タイヤスペアタイヤと不利な要素が多く最新の安全対策も施されている事を考慮すると、この重量で収まっている事にスズキの努力が感じ取れます

 

ジムニーシエラ
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/
寸法・重量 全長(mm) 3,550
全幅(mm) 1,645
全高(mm) 1,730
最低地上高(mm) 210
ホイールベース(mm) 2,250
トレッド(mm) 1,395
1,405
車両重量(kg) 5MT:1,070
4AT:1,090
最小回転半径(m) 4.9
タイヤサイズ 195/80R15 96S
エンジン 種類 水冷4サイクル
直列3気筒
インタークーラー
ターボ
総排気量(L) 1.460
最高出力(kW/rpm) 75/6,000
〈102PS〉
最大トルク(N・m/rpm) 130/4,000
〈13.3kg・m〉
燃料タンク容量(L) 40

ジムニーシエラはジムニーよりも寸法は大きくなっていますが、ワイドトレッド化して材料着色樹脂製のオーバーフェンダー・サイドアンダーガーニッシュを装備して前後バンパーを大型化することで全長・全幅が約150mm拡大しているだけでホイールベース・室内寸法はジムニーと同サイズとなります。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/xbee/

タイヤサイズ195/80R15 96S(外径693mm)ジムニーよりも若干大径化しており、同クラスのSUVである【スズキ クロスビー】の175/60R16(外径616mm)【ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ】195/65R16(外径660mm)よりも大きなタイヤ外径となっています。

コンパクトなボディ大径タイヤという組み合わせがオフローダーらしい迫力のある外観を生み出す要因となっています。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/

最小回転半径は4.9mと少し大きいですが軽自動車+αのコンパクトなボディサイズとあって取り回しで苦労する事は無いでしょう。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/

エンジン新開発のK15B型に換装されて先代のM13A型(88ps〈65kW〉/6000rpm、12.0kg・m〈118N・m〉/4000rpm)よりも排気量を1.3Lから1.5L拡張しており出力・トルク共に向上して先代よりもゆとりのある走行が出来る様になりました。

組み合わされるトランスミッション5MT・4ATでジムニーと同じ理由でサイズ・メンテナンス性・耐久性・信頼性が優先されて先代までと同じ形式となります。

しかしエンジンが刷新されたことで走行性能は向上しており高速走行ではエンジン回転数が低減しており無理なく長距離移動を熟す事が出来ます

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/

外観からはデザインの変更程度と受け取られかねない変化具合ですが中身は歴代ジムニー・ジムニーシエラ(ワイド)とは別物で、コンパクトサイズオフローダーとしての魅力を受け継ぎつつこれまで妥協を強いられていた部分を解消しており先代からの乗り換える方はハンドルを握った瞬間に違いを実感出来るでしょう。

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【ジムニー・ジムニーシエラ】実際の乗り心地は?

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/

実際の乗り心地はどうでしょうか?

ジムニー・ジムニーシエラオフロードメインのクルマなのでオンロード(舗装路)での走りには不向きではないか、と思われるかもしれませんが舗装路でもなんなく走る実力を持っており市街地・高速道路といった日常生活でよく利用する道でも軽快に走ってくれます

 

まずはジムニーから取り上げていきます。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

ステアリングを操作すると通常の軽自動車よりも重めドッシリとした操作感となり外観を裏切りません

走り出すと他の軽乗用車と比べて上下方向に跳ねるような動きを感じてオフローダーなのだと実感させられる面がありますが不快感を感じるレベルではありません

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

速度域が上がるほどに上下方向の動きは収まり安定した走行感となっていきます。

最低地上高が205mmと一般的な軽自動車よりも高めで重心が高い事もあり、勢い良くカーブに入ると傾きはしますが、フラフラしないで安定感がある走りとなります。

オフローダーという言葉から荒々しい乗り心地を想像されるかもしれませんが、ハイトワゴンなど乗り心地重視の車種ほどではありませんが安定感があって全般的に落ち着きのある乗り心地となっています。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

これは車体ラダーフレームをつなぐボディーマウントゴムが新設計されている事が最大の要因でしょう。

上下方向ボディーマウントゴムを柔らかくすることで乗り心地を良くし、水平方向に硬くすることで操縦安定性を高める効果があり、オンロードからオフロードまで快適な乗り心地を実現しています。

ただし、これは前列シートの事であり、後部シートでは少し異なってきます

平滑な舗装路が多い市街地や高速道路では特に問題はありませんが、ちょっとした段差では突き上げる振動がシート越しに伝わってきます

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

これは後部シートがリアタイヤ上に位置するためにタイヤからの突き上げ感が伝わりやすくなってしまっています。

同じくリアタイヤ付近にシートが位置するミニバンの3列目シートと同じような突き上げ感だと思えば良いでしょう。

この辺りは前後タイヤの中央に位置するように運転席を配置する事で運転席の揺れを抑えて悪路での操作性を確保する事を優先した結果であり、ジムニーというクルマの性格を考えると致し方ないでしょう。

舗装路では大きな問題にはならない程度の突き上げ感ですので日常生活の範囲でリアシートに乗っていても不快な乗り心地とは感じないでしょう

しかし、段差の多い悪路では凹凸を乗り越える度に振動が突き上げてくるので短時間はともかく長距離に渡っての後席乗車は厳しいでしょう。

 

次にジムニーシエラの乗り心地について。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/

ジムニーシエラワイドトレッドになっている分、ジムニーよりも安定感のある乗り心地となります。

他の軽自動車にも共通しますが、普通車の方がワイドトレッドなので安定性が高くなり横風を受けた時のふらつき具合が抑えられるなど全般的に安心感のある走りとなります。

ジムニーと同じくサスペンションボディーマウントゴムの改良で路面からのショックが大幅に抑えられており快適性が向上しています。

基本的にジムニーと似たような乗り心地ですが、オフロード高速道路での走行で大きく差が出てきます。

エンジンが刷新されてパワー面で余裕が生まれた事とワイドトレッドを活かして踏ん張りが利きやすくて安心して操作出来る事もあり同乗者に不安を与えにくくなっています

高速走行での差は両車のセッティングの差で生まれてきます。

足回りのセッティングジムニーシエラの方が高速走行寄りの硬めの設定で、トランスミッションのギア比も高めとなっており高速走行向けとなっています。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/

エンジン回転数ジムニーの方が高め室内に伝わるエンジン音が高めになる、のも違いの一つでジムニーシエラの方が静粛性の高い走行音となります。

それでもジムニーでも先代よりも高速走行時のエンジン回転数が抑えられており、90km/h程度の巡航速度ならば不快感を感じずに済みます

市街地での乗り心地や発進加速ではジムニーの方が向いており、狭い道や細い林道など悪路ほどジムニーの方が扱いやすいロケーションが多いと思われます。

 

高速走行時のエンジン回転数に関しては、ジムニー・ジムニーシエラ共に先代ではエンジン回転数が高めだった4AT車においてもエンジン回転数が抑えられていますので先代の4AT車ではでは我慢を強いられる事の多かった長距離移動を問題無く熟せますので遠方まで出かけても運転の疲れが軽減されているのは乗り心地以上に先代との大きな差となります。

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【ジムニー・ジムニーシエラ】パワーの過不足は?

引用:https://cars.suzuki.co.uk/new-cars/jimny/

ジムニー・ジムニーシエララダーフレーム3リンクリジッドアクスル式サスペンションの組み合わせで高い走破性能を誇る本格オフローダーとなっています。

しかし、ジムニー軽自動車規格で660cc小排気量エンジンであり、ターボエンジンとはいえ47kW〈64PS〉/rpmという最大出力ではパワー不足ではないかという不安があります

ジムニーシエラ排気量が拡張されているとはいえ、先代の1.3Lエンジンのパワー不足のイメージが強く新型エンジンどれくらい改善されたのかという期待感があります。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

ジムニーのエンジンについてはジムニー専用チューニングが施された事で低回転から力強いトルクを発揮するのでオフロードでの扱いやすさが向上しています。

最大出力というスペックだけでは現れにくいところでエンジン性能が向上しており、小排気量エンジンらしく高回転で回って良く表現すれば「元気な」エンジンだった先代のエンジンと異なり、新型エンジンは静粛性が向上しており室内に伝わるエンジン音を抑える効果を生み出しているのも現れにくい改善点です。

静粛性の向上に関しては4AT車の方がより分かりやすいです。

100km/h時のエンジン回転数が4200rpmから3750rpmに抑えられており巡航性能が向上しています。
90km/h程度まで巡航速度を落とせばエンジン音がより抑えられる上、燃費も向上する効果が見込めます。

先代ジムニーまでは高速走行時でのエンジン音高回転で回るために燃費が悪い、などのデメリットから4ATを避けていた方でも現行ジムニーではデメリットが減少した4ATを選びやすくなっており、先代よりもAT車販売台数が増えている要因となっています。

引用:https://cars.suzuki.co.uk/new-cars/jimny/

ジムニーシエラはジムニーよりも新型エンジンに刷新した効果がより大きいです。

先代の1.3Lから1.5Lに排気量がアップして最大出力・最高トルク共に向上しており先代ジムニーシエラの欠点を消し去っています。

先代では全般的にパワー不足ジムニーよりも排気量の高いエンジンを搭載しているというメリットを感じにくい面がありました。

しかし、新型エンジンではNAエンジンらしいアクセルレスポンスでオンロードはもちろんオフロードでも力強く走破出来る実力があります。

ぬかるんだ道や急登坂など低速域で慎重なアクセル操作低回転域からのパワーが求められるシーンではアクセルレスポンスの高いジムニーシエラの方が操作しやすいでしょう。

全般的にジムニーシエラの方がエンジンに余力があるので余裕がある走りで市街地から高速道路まで幅広く扱いやすくなっているのも特徴です。

ジムニーシエラ元々ヨーロッパなど海外市場向けのクルマであり、アウトバーン走行も視野に入れてトランスミッションのギア比がハイギアードにセッティングされています。

軽自動車なので税金面で優位、とジムニーの美点が気になるでしょうが遠方への移動が多い方はジムニーシエラの方が良いでしょう。

ジムニーは国内専売モデルとあって日本国内のロケーションに合わせたセッティングになっており、軽自動車規格らしく市街地など低速~中速域メイン未舗装路や雪道など国内で想定される悪路走破に充分な性能が与えられておりパワー不足を感じる事は少ないでしょう。

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/special/

ジムニー・ジムニーシエラ共に用途に合わせた選択をすればパワー不足を感じる事がありません

新エンジンの恩恵もあってジムニーシエラを選ぶメリットが増えたのも良い点でしょう。

そして、新エンジンによる性能向上4ATを選ぶデメリットが減ったことでAT限定免許の方でもジムニー・ジムニーシエラを堪能出来るようになったのもジムニーの世界観を広げる大きな要因となっています。

 

新型エンジンによる恩恵約1年超という納車待ちを生み出しているのはなんとも皮肉的ですが……

アイキャッチ画像引用URL:https://cars.suzuki.co.uk/new-cars/jimny/

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